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Important Things for Tournament Success – Part 7: Other Lessons Learned (Japanese)

こんにちは、齋藤友晴です。

今回は、久々にトーナメントで勝つ為に大事なコトです。

集中力、楽しむ、環境づくり等色々書いてきましたが、今回は基本的な事ではなく、もう少し踏み込んだテーマいくつかについて話していきます。

・体調管理

体調の悪さに比例して、思考力や集中力は下がってしまいます、トーナメント前の体調管理が大事です。

幸いにも、自分が体調を崩しながら大きなトーナメントに出た回数は少ないのですが、どんな理由で体調を崩していたのかとその時を振り返ってみると、練習等トーナメント前に無理をしずぎていたり、季節の変わり目や、国による気温差を把握できてなくて服装を間違えたりという非常に分かりやすい理由でした。

こういった理由であれば、少し意識を上げるだけで体調が悪い状態で本番を迎える事は減らせます。

試合直前に無理をしずぎない、適切な服装で生活をする、バランス良くちゃんと食べる、そんな当たり前の事です。

普段から運動して丈夫な体をつくっておくのも効果的ですが、トーナメントで勝つという目的に対し、それにかかる時間を考えるとコストパフォーマンスが悪いように感じるので僕はやっていません。

それから、まだ俺には関係ないよという人も多いでしょうが、僕にとっては時差ボケが一番の天敵。

近年はなんとか対策できてきたので一応話しておくと、飛行機に乗る前の日に寝ないのがベストだと考えています。究極に眠い状態で飛行機に乗り、飛行機ではずっと寝る。ひたすら寝る。そして到着後は現地時間の夜10時すぎるまでは絶対寝ないようにする事。深夜1時までには必ず寝る事。それでけです。

飛行機での睡眠というのは、個人的には通常の睡眠の半分ぐらいの効果しかありません。エコノミークラスの座席で中途半端な態勢で寝てもすべての疲れは取れません。飛行機に乗る前に寝ないのは、現地で寝やすくする為です。

もし、現地時間の夜になっても眠くない時は最終手段としてお酒を飲んで寝ます。

それと、もしも体調を崩した状態で本番に臨む事になってしまった場合、ひとつだけ良い事があります。

それは、油断が大きく減る事。自分が悪い状態で戦う事をきっちり認識できる事で、普段よりもうっかりミス等が減ります。「マジックって体調悪い時の方が勝てるよね」というのを何人かから聞いた事がありますが、そういう人は普段油断によるミスが多いのかもしれないなと思います。

しかし、基本的には万全の体調で臨みつつ、油断もしないのがベストです。

それと、試合の日は朝ご飯をしっかり食べるべき。いわゆる寝ぼけミスが減ります。

朝が苦手な僕の場合は特にそうなのですが、「食べる」という行為で少しでも体を動かしつつ、エネルギーを取ってから本番に臨む事も大事です。

・時間管理

何時まで受付できるのか、何時から試合が始まるのか、あと何分でこのラウンドが終わるのか、あと何分で次のラウンドが始まるのか等、トーナメントでは常に、時間が分かっていないと痛い目に遭う可能性があります。

ほんの少し遅れただけでトーナメントに出られなかったり、ゲームロスを貰ったりしてしまうのは本当にもったいない。1本のゲームロスがあなたのトップ8を奪ってしまう事だってあります。開始時間の把握やしっかり時計を確認しながら行動する事が大事です。

また、練習会においても遅れてしまうと仲間の時間が損になったり、仲間のモチベーションを下げてしまう可能性があるので要注意です。例えば8人ドラフトをやる時に、7人を20分待たせてしまった場合、7人×20分で合計140分も待たせてしまった事になります。

よりよい環境をつくっていくには、自分の信頼を下げてしまうような行動をなるべく減らさなければなりません。

・イカサマをしない、させない

極端な言い方をすれば、あらゆるイカサマができる、そしてされる可能性があるゲームです。

しかし、絶対にやってはいけません。ジャッジも、プレーヤーも見ています。

ズルをしていると結果としてトーナメントで退場になったり、出場停止になったりします。

トーナメントで勝つどころがそのチャンスすらなくなってしまうし、それ以前に、あなたのハッピーが大きく損なわれてしまいます。もしも今自分がトーナメントに出れなくなったらと考えたらゾッとします。日々の充実が、そして楽しさが、もの凄く減ってしまうだろうと思うからです。

普段当たり前に出ているマジックのトーナメントですが、こんなに楽しい事は他にはあまりありません。

これは僕がプロだから言っているのではなく、この記事を読んでる皆さんの中でも多くの人に当てはまる事だと思ってます。失ってから気付いても、その日々は返ってきません。

およそ9年前、僕は実際に2回の退場を経て1年間半出場停止になった事があります。イカサマをしたというわけではありませんが、よくルールを理解しないままアジア選手権で勝ちあがってしまい、当時は普通におこなわれていた袖の下(金銭等が絡んだ勝敗の決定)がルール違反だと分かっていなかった僕は、それを持ちかけられて承認してしまった事によりトップ8で戦う権利と賞金を失いました。凄く悔しくて泣いてしまった事をよく覚えています。そして、出場停止期間の決定待ちという状態の中、次のグランプリ神戸に出ました。もうどうせ出場停止貰って辞めるんだからどうにでもなれというような気持ちで、対戦相手のミスにつけこもうとして非紳士的行為で退場となり、どうにでもなれと思っていたはずがなぜか、また泣いてしまいました。その後1年半の出場停止が決まり、これで終わりだと思って持っていたカードも全部売りました。しかし半年後、気がつけば足はカード屋さんに向いていたし、気がつけば毎日のようにドラフトをしていました。試合に出る事ができないのに。そこで、僕はこのゲームが本当に好きなんだと気付き、頑張り、今に至ります。

しかし、その間に行われていたトーナメントには一生出れないし、一度現役を離れてしまったせいで、僕が世界的に活躍し始めるタイミングはだいぶ遅れてしまったと思います。復帰後は一部の人に悪印象を持たれていたせいで人脈の広がりが減ったり、試合中やたらとジャッジに貼り付かれて集中できなかったりという損もしました。

もうあんな思いはしたくないし、皆にもしてほしくない。だから僕にはルールを守ってやっていこうというスタンスが強くあるし、皆にもそれを勧めています。もちろん、マジックのプロモーションのお手伝いをする「プロプレーヤー」が模範的であるべきという側面もありますが、根っ子の部分は過去の経験から来ています。

ルールを知り、そしてルールを守ってやっていく。これはトーナメントで勝つ為に大事な事だと思います。

そして、自分がイカサマをしないだけじゃなく、させない事もとても重要です。

自分が絶対イカサマをしない以上、もし相手がイカサマをしていたらフェアではなくなってしまいます。

ダブルドロー、積み込み、墓地からカードを拾う、ポケットに隠していたカードと手札の1枚を交換する等、聞いた事があるイカサマの種類は沢山ありますが、そのほとんどが相手の動きをよく見る事、場や墓地をよく見る事、使われているカードの数がおかしくないかを確認しながらやる事で防げます。

もちろん、お互いにフェアにやっているのが普通ですから一見無駄な事のように思ってしまうかもしれませんが、ドローし忘れ、能力の解決忘れ、コストの支払い間違い等の早期発見等、健全にゲームを勧めていく為にも役立ちます。

ちなみにここまで言っておいて何ですが、イカサマをするような人は年々かなり減ってきているように思います。

これは長い年月をかけてジャッジ、プレーヤー、ウィザーズの人達が努力してきた事によるものです。

近年ではそういった話はほとんど聞かなくなりました。しかし、こういう皆が安心しているような時を狙って仕掛けてくる悪い奴がいる可能性は否定できません。どうか注意を保って下さい。

イカサマをしない、させない。

皆さんがマジックを楽しみ続ける為に、そしてトーナメントで勝つ為に、宜しくお願いします。

体調、時間、イカサマ、今回はこの3点について話してきましたが、細かいところにまで目を向けていけば勝つ為に大事な事はまだまだ沢山あります。きっと僕だって分かってないような事もあるでしょう。

他の事についてはまた今度書きたいと思います。それまでに是非、皆さん自身でも色々と勝つ為に有効な要素を探してみて下さい。

それでは、皆さんがもっと勝てるように、もっと楽しめるように願っています。

齋藤友晴より、世界中のマジックやってる兄弟達へ。

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