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Feature Article – The Legacy of Scars (Japanese)

ミラディンの傷跡がレガシーに与える影響

皆さんこんにちは、レガシー大好き齋藤友晴です。
と言ってもGP連戦に向けてリミテッドばかりしていたので最近は全然プレイできてませんが。
ですがそのぶんミラディンの傷跡のカードに慣れてきたので、今回はミラディンの傷跡がレガシーにどれぐらいの影響があるのかを考えてみたいと思います。
まずは、以下をご覧下さい。
ミラディンの傷跡全カードを環境への影響度で分類してみました。
ちなみに、「影響度0」は特に意味が無いので省略させていただきました。

・影響度大(頻繁に見かける可能性高し)
《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》
《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
《メムナイト/Memnite》、

・影響度中(たまに見かけそう)
《存在の破棄/Revoke Existence》
《マイア鍛冶/Myrsmith》
《大建築家/Grand Architect》
《トンネルのイグナス/Tunnel Ignus》
《感電破/Galvanic Blast》
《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》
《銅線の地溝/Copperline Gorge》
《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》、

・影響度小(ほとんど見かけなそうだけどチャンスあり!?)
《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel》
《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》
《オーリオックの刃工/Auriok Edgewright》
《鍛えられた鋼/Tempered Steel》
《きらめく鷹/Glint Hawk》
《太陽破の天使/Sunblast Angel》
《不退転の大天使/Indomitable Archangel》
《新たな造形/Shape Anew》
《かき鳴らし鳥/Thrummingbird》
《取り繕い/Turn Aside》
《謎鍛冶/Riddlesmith》
《よじれた映像/Twisted Image》
《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
《煙霧吐き/Fume Spitter》
《記憶殺し/Memoricide》
《苦痛鍛冶/Painsmith》
《闇の掌握/Grasp of Darkness》
《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
《槌のコス/Koth of the Hammer》
《電弧の痕跡/Arc Trail》
《起源の波/Genesis Wave》
《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》
《真っ二つ/Slice in Twain》
《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》
《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb》
《キマイラ的大群/Chimeric Mass》
《研磨時計/Grindclock》
《光明の大砲/Lux Cannon》
《ゴーレムの鋳造所/Golem Foundry》
《屍気の香炉/Necrogen Censer》
《試作品の扉/Prototype Portal》
《先駆のゴーレム/Precursor Golem》
《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
《選別の高座/Culling Dais》
《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
《白金の帝像/Platinum Emperion》
《ミミックの大桶/Mimic Vat》
《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
《類似の金床/Semblance Anvil》
《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
《微光地/Glimmerpost》

・影響度0(ただ弱いカードや、現状出ているセット内だとチャンスが無いと思われるもの)
その他の収録カード全て

僕視点で影響度別に分けるとこうなりました。
今回はまず、最も重要な「影響度大」の理由をを解説していきたいと思います。
ちょうど5種類あるので、ランキング形式でいってみます!

ミラディンの傷跡、カード別レガシー影響度ランキング

【第1位】《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》

[draft]Leonin Arbiter[/draft]

カタストロフィック!!!
フェッチランドを起動するのに2マナもかかるだなんて。
フェッチランドでデュアルランドを持ってくるという今までのレガシーにおける基本的な流れを裁きにやってきた偉そうな面した猫。
リスクを恐れず今まで通りにフェッチランドとデュアルランドを使うのか、フェッチランド無しで構築し、自分が裁き人を使うのか。
これからはデッキの土地を選ぶ際、常にこいつが関わってきます。
また、ANTの《冥府の教示者/Infernal Tutor》や、コンボエルフの《召喚士の契約/Summoner’s Pact》、みんな大好き《適者生存/Survival of the Fittest》等にもかなり効果的です。色マナが白1つのみなので使われやすい為、要警戒しなければなりません。
逆に、環境初期は使えば簡単に勝てそうな気がします。今回、本当に圧倒的な第1位でした。
余談ですが、フェッチランドやデュアルランドの使用率が下がると、まだレガシーをやった事がない人がグッと新規参入しやすくなりますね!
そして、《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》の登場によってさらにレガシーが奥深くなっていく事でしょう。

【第2位】《オパールのモックス/Mox Opal》

[draft]Mox Opal[/draft]

なんてこったい!条件が簡単に満たせるとうなら初代モックスよりも強いじゃないか。なんてったって好きな色が出せるんですから。
スタンダードだと多少無理をしなければ金属術が発動しませんが、レガシーではそんなに難しい事ではありません。
《教議会の座席/Seat of the Synod》等のアーティファクト土地をはじめ、《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》や《金属モックス/Chrome Mox》、《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》や《水蓮の花びら/Lotus Petal》、《霊気の薬瓶/AEther Vial》、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》等、レガシーには軽くて強いアーティファクトが沢山あります。
その中でもアーティファクト土地が入ったデッキで使うのが一番安心して金属術できると思います。
アーティファクト土地と言えばやっぱり親和。今回、ミラディンだけあって他にも親和に向いているカードが多数収録されているので、今後親和がメタゲームの第一線へとやってくるかもしれません。もちろん、他のデッキで使う可能性も十分あります。《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》なんかは《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》が《オパールのモックス/Mox Opal》の金属術を助けつつ、《オパールのモックス/Mox Opal》が《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》の起動コストを助けるのでよく一緒にデッキに入りそうに思います。

【第3位】《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》

[draft]Nihil Spellbomb[/draft]

低マナ墓地対策呪文の決定版!正直これからの発掘デッキが可哀想です。
《虚空の力線/Leyline of the Void》を別とすると今までは《真髄の針/Pithing Needle》を先出しする場合、《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》か《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》の2択を当てれば良かったわけですが、これからは3択になってしまいます。
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》や《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》の中間的なコストで相手の墓地をすべて取り除けますが、その2種類と比較すると《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》が一番強いように思います。
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》は相手や自分のデッキによって重い、遅いと感じる事が多かったし、《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》はドローがついていないので少しだけ墓地対策したいような相手には入れにくかった。今まではマイルドに墓地をメタるなら《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》、しっかり墓地をメタるなら《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》、というような感じで選んでいましたが、《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》はマイルドさがある上でしっかりとメタれる墓地対策なのです。
もちろん、有色なので無色で使える前者2つより劣っている部分もありますが、黒を使っていれば基本的にはこちらを選ぶべきでしょう。
マーフォークタッチ黒を使ったGPコロンバスではサイドボードに《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》を採用していましたが、もしその時これがあれば、間違いなくこれを選んでいました。
墓地利用系デッキは今までよりも厳しくなっていくと思います。

【第4位】《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch》

[draft]Vedalken Certarch[/draft]

親和専用パーツにも関わらずランクイン。
しかるべきデッキ構成で使えば金属術できない事はほとんどないだろうし、1ターン目登場から相手の土地を縛る動きは安定の強さだし、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》や《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》もタップできるし、一番凄いのは《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》さえ封じてしまえる事です。
親和デッキには確実に4枚入るパーツとなっていくだろうと思います。
更には、青なので《Force of Will》のコストにもできる為、親和の構成自体も変えてしまいそうです。

【第5位】《メムナイト/Memnite》

[draft]Memnite[/draft]

0マナで1/1。まさかこんな日が来るなんて。今までに出た0マナクリーチャーにはパワーはありませんでした。
《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》の飛行能力を無くしてタフネスがひとつパワーに変わっただけじゃないかと思う人がいるかもしれませんが、
0/2という壁にもならないようなサイズが1/1になった事には大きな意味があります。
まず、《オパールのモックス/Mox Opal》と同じく親和デッキにはうってつけだろうと思います。《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》は大きく輝きを増しますし、各種親和クリーチャーもより早く出やすくなりました。
また、《垣間見る自然/Glimpse of Nature》から0マナクリーチャーを連打するようなコンボデッキの復活に貢献するかもしれません。

ここまで読んで頂いてみて如何でしょう。「親和」という文字が沢山出てきました。
この記事のタイトルは「ミラディンの傷跡がレガシーに与える影響」
もちろん色々な影響があるとは思いますが、僕の解答の中で一番大きいのは、

ミラディンブロックで生まれた「親和」というデッキが新しいミラディンの力を得てかなりのパワーアップを果たした。

という事です。
今回のトップ5ですが、なんとすべて親和デッキに入る可能性があるんですよね。
書いていて本当にビックリしました!ドキドキが止まりません。
今すぐに全てを忘れてレガシーの大会へと駆け出したいぐらいです。

まだ試せていませんが、新しい親和の脳内サンプルデッキリストはこちら

4 《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch》
4 《金属ガエル/Frogmite》
4 《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
3 《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》
4 《メムナイト/Memnite》
2 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
3 《エーテリウムの達人/Master of Etherium》

4 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4 《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4 《物読み/Thoughtcast》
3 《彩色の星/Chromatic Star》
4 《Force of Will》
4 《オパールのモックス/Mox Opal》

4 《教議会の座席/Seat of the Synod》
4 《大焼炉/Great Furnace》
4 《古えの居住地/Ancient Den》
1 《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》

サイドボード
4 《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》
4 《感電破/Galvanic Blast》
3 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》

僕ならこんなリストから実際の動きやメタゲーム次第で調整していきます。

親和の強化、サーチ能力のリスクアップ、墓地利用のリスクアップを中心に、今後レガシーの環境がガラッと変わっていく可能性があります。
ひとつ前の大型セットであったゼンディカーと比べ、ミラディンの傷跡はかなり大きな影響力を持っているセットだと考えています。
環境が大きく動く時、考える事や試せる事が本当に沢山あります。
僕はこんな時のマジックが一番好きです。

レガシーが好きだし、スタンダードやドラフトと比べると世の中に記事が少ない事もあるので
今後もレガシーについては頻繁に書いていこうと思ってます、改めて宜しくお願いします。
ちなみに僕は今、スタンダードやドラフトもやっていますが本当に楽しいです。
大型セットが出た後のこのぐらいの時期は1年間で1番マジックが熱い時期かもしれませんね。
皆さんも新セット後のマジックを大いに楽しんで下さい。
それでは、また2週間後にお会いしましょう。

齋藤友晴より、世界中のマジックやってる兄弟達へ。

3 thoughts on “Feature Article – The Legacy of Scars (Japanese)”

  1. ありがとう斎藤さん! テゥイッターで頼んだリストで。 ところで、GPトロントで会ったライルです。

    レガシーのお考えは面白いです。 でもさぁ、Leonin Arbiterはちょっと遅いかもな? あまりレガシーが分からないけど、レガシーのデッキはよく土地2つだけできそうだ。 まぁ、Stifleと化合したら。。。

    Rishadan PortのようなVedalken Certarchの強さ分かりますけど、レガシーのデッキはよくSwords to PlowsharesとかLightning BoltとかForce of Willあって、本当に影響すると思いますか? 親和のデッキは速さが得意なので、こんなに遅い1コストのカードは本当にいいと思いますか?

    そしてさぁ、Arcbound Ravagerがない親和のデッキ本当にいい? その高いカードがないと嬉しいけど、弱そう。。。

    まぁ、僕はレーティングがGPの後で1730で、斎藤さんのは多分2000+で、多分僕のほうが違う。 テゥイッターで会話してください!

    To the translator/editor: I haven’t read Saito’s articles for a while due to past issues with formatting, but it looks like it’s greatly improved, thanks! In future, though, when the Japanese name of a mechanic is included, please add in the English names. I didn’t understand until the end of the article that Saito meant “Affinity” when he said 親和, since that word also means “friendship”. It’s probably because I don’t understand Japanese that well, but I thought he meant “appropriate” in that context, as opposed to the proper name “Affinity”. Thanks.

  2. 刻まれた勇者/Etched Championはさすがに重いですか・・・まず除去られない優秀な子なんだけど

  3. Pingback: MTGBattlefield

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