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Feature Article – Rounding Up Extended (Japanese)

皆さん初めまして、僕は渡辺雄也。
日本のプレイヤーで中村修平と一緒に世界中のイベントを回りながらマジックをプレイしている筋金入りのマジックジャンキーさ。

今回から月に1回このチャネルファイヤーボールで記事を書かせてもらうことになったんだ。皆これからよろしくね。
月に一回しか記事を書かないのは日本の公式サイトでも記事を連載していて、そっちも結構大変だからなんだ。もし余裕が出来たらチャネルでも月2回記事を書きたいと思うけど、現状の僕の能力ではまだ無理かな。
もし機会があったら日本で連載している記事も見てくれると嬉しいな。

あと僕は英語が全然出来ないから翻訳家のエミリーさんの力を借りて記事をお届けすることになると思う。記事の翻訳には時間がかかるから、すぐに皆に伝えたいことでも内容がちょっと遅くなってしまうけど、その辺は大目に見てもらえると嬉しいな。
それとエミリーさんはこれからよろしくね!!

さて今回の内容だけど、エクステンデットについて話そうと思う。
実は僕は今GP神戸に向けてのエクステンデットしかプレイしてないんだ。
自国でやるグランプリだし当然といえば当然だね。
最近スタンダードやドラフトは全然やってなくて、スタンに関しては「青白タッチ赤のCow-Bladeが強いんでしょ?」ってくらいしか知らないんだ。
だから今回はある程度理解のあるエクステンデットの話をさせてもらうね。

というわけで今のエクテンの環境について触れていきたいと思う。
MOや日本のトーナメントに出たりしての経験を踏まえて、自分の中での今のエクテン環境はこんな感じかな。

Tier1
・フェアリー
・赤緑ヴァラクート
・青白石鍛冶
・バント
・緑単エルフ

Tier2
・ナヤ
・赤単
・神話
・ボロス
・オーメンヴァラクート

こんなところかな。上から順番に数が多いと思っている。
他にもジャンドとか5色コントロールとか色々デッキはあるけどトーナメントレベルのデッキでは無いと思うので割合するよ。

それじゃあ各デッキについてちょっとづつ触れていってみよう。でも全部のデッキを紹介するのはちょっと長くなっちゃうからTier1のデッキだけの紹介にしておこうかな。
どのデッキも軽く紹介する程度なのでエクテンをやっていない人は環境把握として、実際にエクテンをプレイしている人は復習として読んでくれるといいと思う。
あとそれぞれに日本のトーナメントで実際に勝っているリストも付属しておくね。

・フェアリー
前の環境から相変わらずTier1の座に居続けているフェアリーだけど、僕個人は今フェアリーは非常に厳しい状況にあるデッキだと思っている。
ミラディン包囲戦で《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》という武器を得て強化されたフェアリーだけど、自分が使う以上に相手に使われる《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》が厳しいんだ。プロテクション黒が付いてしまったクリーチャーは《苦花/Bitterblossom(MOR)》のトークンではブロックできないからね。後から引いてきた除去呪文も打てなくなってしまうし、フェアリーに対してのプロテクション黒は《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》の与えるプロテクション青とは天と地の差さ。《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から持ってこられるこの凶悪な剣はフェアリーにとって悪夢そのものだね。

《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》も剣と同様の理由で厳しい。剣と違ってアクションを挟まないからこっちのほうが厳しい場面も多々ある。《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》から2ターン目に出てきた時なんかもう目の前が真っ暗になるよ。

包囲戦が入ってからのエクテンの白いデッキにはこれらのカードが標準的に搭載されている。これらのカードのせいで今までのように2ターン目に《苦花/Bitterblossom(MOR)》を貼れば簡単に勝てるようなゲームは極端に少なくなってしまったね。
それが今僕がフェアリーが厳しいデッキだと思っている理由だ。

といってもやっぱりフェアリーは強いデッキだ。これだけ辛いと思うような状況でもまだ環境のTier1に居続けているしね。《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》→《苦花/Bitterblossom(MOR)》の動きは相変わらず強いし《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》の理不尽な強さも健在だ。例えどれだけ厳しい状況でもそれを跳ね除ける確かなデッキパワーを持っているね。

ヤマモト ケンタロウ
GPT Kobe / Top 8

2 《沼/Swamp》
3 《島/Island》
3 《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》
4 《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4 《人里離れた谷間/Secluded Glen(LRW)》
4 《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4 《変わり谷/Mutavault(MOR)》
2 《地盤の際/Tectonic Edge》

3 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
3 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
3 《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
1 《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》

4 《苦花/Bitterblossom(MOR)》
4 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
2 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2 《見栄え損ない/Disfigure》
2 《喉首狙い/Go for the Throat》
2 《マナ漏出/Mana Leak》
4 《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2 《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》

サイドボード
4 《蔓延/Infest(ALA)》
3 《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
2 《燻し/Smother》
2 《絡み線の壁/Wall of Tanglecord》
1 《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
1 《剥奪/Deprive》
1 《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
1 《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》

このリストにも一枚だけ入っているけど、もし今僕がフェアリーを選択するとしたら《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》はメインボードに採用するだろう。《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》に対する明確な回答になるし、環境にクリーチャーデッキが多いと考えているのでメイン戦で腐りにくいのもある。上で書いたTier1だけ見れば赤緑ヴァラクート意外には有効に働くんじゃないかな。

・赤緑ヴァラクート
MO上ではほとんど見かけないけど、日本のトーナメントでは多くの使用者がいるのが赤緑ヴァラクートだ。下手したらフェアリーよりも使用者が多いかもしれない。
色々理由はあるだろうけど、やっぱりデッキパワーが高いからだろうね。
大抵のビートダウンにはスピード勝ち出来るポテンシャルがあるし、マッチアップ的に苦手なフェアリーも絶望するほどの相性差じゃない。せいぜい4:6ってとこかな。
今のエクステンデットのメタ上のデッキの中で唯一クリーチャーに依存していないデッキで、環境の位置づけとしてはコンボデッキに当たると思っている。
今のほとんどのデッキがメインにクリーチャー除去を入れている状況で相手のクリーチャー除去を無駄カードに出来るのは戦略として非常に良いといえるね。

デッキの動かし方もスタンダードをある程度やっている人なら問題なく回せるくらい簡単だし、普段エクテンをやっていない人が使うにはかなり適しているデッキと言えるかもしれない。スタンのヴァラクートデッキに《風景の変容/Scapeshift(MOR)》と《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》を入れるだけでいいからね。そう考えれば他のデッキに比べてかなりお手軽だ。

ただスタンと同じでデッキの中に相手に干渉するカードが極端に少ないので相手にブン周りされて無抵抗のまま負けたり、《原始のタイタン/Primeval Titan》も《風景の変容/Scapeshift(MOR)》も引けずにウジウジしながら負けることもある。
そうゆうのが耐えられないなら使うのはやめといた方がいい。
ちなみに僕はそうゆうのが耐えられないからこのデッキは使わないだろうね!!

カドオカ トシユキ
GPT Kobe / Top 4

11《山/Mountain》
6 《森/Forest》
4 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
2 《火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket(SHM)》
3 《進化する未開地/Evolving Wilds》
2 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》

4 《原始のタイタン/Primeval Titan》

4 《探検/Explore》
4 《不屈の自然/Rampant Growth》
4 《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
2 《耕作/Cultivate》
2 《砕土/Harrow》
3 《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》
1 《自然の要求/Nature’s Claim》
2 《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》
4 《風景の変容/Scapeshift(MOR)》
2 《原初の命令/Primal Command(LRW)》

サイドボード
2 《稲妻/Lightning Bolt》
2 《余韻/Reverberate》
2 《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
2 《難問の鎮め屋/Vexing Shusher(SHM)》
2 《焼却/Combust》
2 《自然の要求/Nature’s Claim》
1 《耳障りな反応/Guttural Response(SHM)》
1 《金屑の嵐/Slagstorm》
1 《紅蓮地獄/Pyroclasm》

MOでは使っている人が少ないのであまり対策されていないけど、僕はこのデッキに対して対策は緩めない方がいいと思ってる。
最近日本では《神聖の力線/Leyline of Sanctity》や《精神固めの宝珠/Mindlock Orb(ALA)》が使われているのをよく見るようになった。僕もそれぐらいの対策はしたほうがよいと思っているし、それを跳ね除けるデッキパワーがあるのもまた事実だ。
このデッキは間違いなく、環境の癌となるデッキの一つだよ。

・青白石鍛冶
最近スタンで大暴れしてる(らしい)Caw-Bladeのエクテン版。
流石にエクテンでは《戦隊の鷹/Squadron Hawk》はデッキから抜けてるけど《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から剣を持ってきてカウンターでバックアップしながら殴るというコンセプトはそのままだ。
剣の装備先としては相手の手札を見て安全確認の出来る《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》と、スタンよりもプロテクションの強い《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》があるので装備先に困ることは無いだろう。《変わり谷/Mutavault(MOR)》も装備先としては文句無いレベルだね。
また呪文枠も《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》や《流刑への道/Path to Exile(CON)》などのカードのおかげでスタンよりデッキの戦略がより強固なものとなっている。

デッキとして非常に丸いデッキで、出来ることも多いのでどんなデッキ相手にも一定以上に戦うことができる。まぁその分プレイスキルも要求されるけどね。

イノウエ トオル
PTQ Nagoya Champion

3 《平地/Plains》
5 《島/Island》
4 《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4 《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
4 《秘教の門/Mystic Gate(SHM)》
4 《変わり谷/Mutavault(MOR)》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
1 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》

4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4 《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
3 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》

4 《定業/Preordain》
3 《流刑への道/Path to Exile(CON)》
3 《呪文貫き/Spell Pierce》
4 《マナ漏出/Mana Leak》
4 《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
3 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1 《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
1 《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》

サイドボード
3 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
2 《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
2 《テューンの戦僧/War Priest of Thune》
2 《審判の日/Day of Judgment》
2 《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage(EVE)》
2 《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
1 《流刑への道/Path to Exile(CON)》
1 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》

最近では赤を混ぜて《稲妻/Lightning Bolt》や《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》を入れた同系やバントなどに強くしたタイプも出てきたらしい。まるでどこかのスタンダードだな。

・バント
最近MOでかなりの数を見かけるバント。日本のトーナメントでもちょっとづつ増えてきいるね。
デッキの特徴としてはフェアリーと青白に強いという、分かりやすいメタゲームの産物だ。フェアリーには《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》からの剣と《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》という手っ取り早く強い奴らに加えて、相手の《苦花/Bitterblossom(MOR)》を叩き割る《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》まで完備している。
《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》は環境的にすごく強くて、《苦花/Bitterblossom(MOR)》以外にもヴァラクートの《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》と《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》、青白の《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から出てくる2種類の剣と壊す対象に困ることがない。メインボードに4枚積まれているのも納得だ

また《バントの魔除け/Bant Charm(ALA)》はクリーチャー除去と相手の剣と《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》に対する回答になるスーパーカードだ。これを無理なく使えるのは非常に良いね。

デッキのスピードも速く、1ターン目に《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》から次のターンに《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を出しその次に《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》と動けば一気に12点のダメージを与えることも出来る。とても3ターン目のクロックとは思えないね。
バントは今のエクテンにおける純粋なビートダウンの立ち位置に当たるデッキだろう。

テラダ タダシ
GPT Kobe / Top 8

1《島/Island》
4《森/Forest》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZE)》
2《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZE)》
4《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket(SM)》
2《金属海の沿岸/Seachrome Coast(SM)》
2《秘教の門/Mystic Gate(SH)》
2《天界の列柱/Celestial Colonnade(WW)》
1《つぶやき林/Murmuring Bosk(MT)》
1《地盤の際/Tectonic Edge(WW)》

4《貴族の教主/Noble Hierarch(CO)》
4《極楽鳥/Birds of Paradise(M11)》
4《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(AR)》
3《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WW)》
4《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MB)》
3《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CO)》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MT)》

3《流刑への道/Path to Exile(CO)》
2《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
4《バントの魔除け/Bant Charm(SA)》
2《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MB)》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(SA)》

サイドボード
4《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LR)》
1《流刑への道/Path to Exile(CO)》
1《失脚/Oust(RE)》
3《統一された意思/Unified Will(RE)》
1《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
3《大貂皮鹿/Great Sable Stag(M10)》
2《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(RE)》

《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara(ARB)》と《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription》のコンボを入れた形もあるみたいだけど、僕はこっちのオーソドックスな形のほうが好きかな。《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara(ARB)》は重いから《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》みたいなカードを入れなきゃいけないからね。せっかく単体で強い奴らばっかりなんだからそれを崩す必要はないと思っているよ。
ただ赤緑ヴァラクートや緑単エルフのような純粋な速度勝負をするデッキにはそうゆう武器も必要になるから、構成はその時のメタによってきちんと考えたほうがいいね。

・緑単エルフ
これも最近MOで流行っているデッキだね。日本ではまだそんなに数はいないかな。

デッキとしては非常に分かりやすい。なんたってただただエルフを展開してただ殴るだけだからね。な、簡単だろ?
でもそんな単純な戦略もローウィン以降のエルフを集めると馬鹿にならない速度になる。実際相手の妨害が無ければ4ターン目には相手のライフを削りきれるくらいには早い。
単体では弱いエルフ達も沢山のロード達の恩恵を受ければ話は別ってことだ。
特に《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》はヤバい。《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》や《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》から大量のマナをつぎ込んだときのエルフ達のサイズは半端じゃないものになる。《茨森の模範/Bramblewood Paragon(MOR)》との相性も抜群だ。

緑単エルフは日本で勝っている人がまだ居なかったので、僕がこの前GPTで使ったエルフのリストを挙げることにことにするよ。

ワタナベ ユウヤ
GPT Kobe / Top 8

17《森/Forest》
2《変わり谷/Mutavault(MOR)》

4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《東屋のエルフ/Arbor Elf》
4《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》
4《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》
4《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》
3《献身のドルイド/Devoted Druid(SHM)》
4《茨森の模範/Bramblewood Paragon(MOR)》
4《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
3《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LRW)》
3《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》

2《暴走の先導/Lead the Stampede》
2《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

サイドボード
4《復讐蔦/Vengevine》
4《活力の力線/Leyline of Vitality》
3《垂直落下/Plummet》
1《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》
1《酸のスライム/Acidic Slime》
1《暴走の先導/Lead the Stampede》
1《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

これは練習としてGPTに参加した時に使ったリストだ。
《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LRW)》が3枚だったり呪文枠が2枚づつなのは色々試したかったからこんな形になっている。
今なら《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LRW)》は4にするし、呪文枠は《暴走の先導/Lead the Stampede》に統一するかな。

あとMOで見るリストによく《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher(LRW)》が入っているけど、なんでそこの枠が《献身のドルイド/Devoted Druid(SHM)》じゃないのかと毎回疑問に思う。
《茨森の模範/Bramblewood Paragon(MOR)》の兼ね合いで戦士が欲しいのは分かるけど、《献身のドルイド/Devoted Druid(SHM)》の方が手札に溜まりがちなエルフロードたちをすぐに展開できるし《暴走の先導/Lead the Stampede》も打ちやすくなる。
あと《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》の能力も1ターンに複数回起動できることもあるし、《献身のドルイド/Devoted Druid(SHM)》が2体いれば無限に《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》の能力を使うことだって可能だ。
もしエルフデッキで《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher(LRW)》を使っていて《献身のドルイド/Devoted Druid(SHM)》を使ってない人がいるならすぐにその2枚を交換してみてくれ。きっど別のデッキのような動きをするはずさ。

使ってみた感想だけどエルフはメイン戦はとにかく強い。メインだけなら環境のどのデッキにも勝てるほどだ。大体どのデッキもエルフ達の群れで蹂躙できる。
ただその代わりサイド後はとにかく辛い。
フェアリーからは《蔓延/Infest(ALA)》や《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》、ヴァラクートからは《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》に加えて《金屑の嵐/Slagstorm》などの追加の全体除去、青白からは《審判の日/Day of Judgment》、バントからは《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》と対策カードはどのデッキも持っている。どれもプレイされたらその場で投了しかねない勢いだ。
そんなので大丈夫かと疑問に思うかもしれないけど、逆にそれらの対策を「引かれなかった」ら勝てるわけだから、メインを取った後のサイド後2本は相手に対策を引かれないことを願うことにしていたよ。
そんなことをしていても一定以上の勝率をたたき出しているデッキだから、どれだけメインボードが強いデッキなのかが分かってもらえると思う。
もしサイド後も十分に戦える良いプランがあれば、緑単エルフは今のエクテンの最強デッキになるだろうね。

さて、これで僕の中でのTier1のデッキ紹介は全部かな。
これで終わりでもいいけど、それじゃエクテンを元々プレイしている人達はちょっと味気ないだろうからちょっとしたおまけを用意したよ。

・おまけ

今から紹介する2つのデッキは上で紹介したデッキタイプには当てはまらない、いわゆる「メタ外」のデッキだ。
ただ2つとも日本のトーナメントでは好成績を残しているデッキなので是非知ってもらいたい。

じゃあまずはこのデッキだ。

ナカムラ アツシ
PTQ Nagoya Champion

3 《平地/Plains》
2 《沼/Swamp》
1 《森/Forest》
4 《つぶやき林/Murmuring Bosk(MOR)》
4 《湿地の干潟/Marsh Flats》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2 《反射池/Reflecting Pool(SHM)》
1 《活発な野生林/Stirring Wildwood》

4 《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》
4 《壌土のライオン/Loam Lion》
4 《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》
4 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》
4 《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler(ALA)》
4 《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower(LRW)》

4 《流刑への道/Path to Exile(CON)》
4 《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》
3 《不敬の命令/Profane Command(LRW)》

サイドボード
4 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
4 《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
3 《虐殺のワーム/Massacre Wurm》
2 《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2 《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》

《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower(LRW)》を中核に添えた緑黒白のビートダウンだ。
構成が非常に前のめりで《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》のような優秀な軽量クリーチャーを展開して速やかに相手をビートダウンできる構成になっている。
白いクリーチャーデッキなのに《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》のシステムが入っていないのは、それにかかるタイムロスを嫌ってのことだろう。そういったところから見てもこのデッキリストからは相手を速やかに倒そうとする意思が感じ取れるね。

デッキの中のクリーチャーが《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower(LRW)》を筆頭に緑や黒のクリーチャーが多いので一見《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》や《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》のプロテクションが辛いように見えるかもしれないが、それにもちゃんと回答を持っている。
《流刑への道/Path to Exile(CON)》と《不敬の命令/Profane Command(LRW)》だ。
特に《不敬の命令/Profane Command(LRW)》は相手のプロテクションを無視して殴りにいけるので最高の回答だといえるだろう。ライフルーズ&自分のクリーチャーに畏怖のモードで打てば大体ゲームに勝てるしね。

このデッキは日本のPTQ2つを制したデッキでその強さも証明済みだ。
しかもかなり早い時期のPTQで、まだ周りのデッキが試行錯誤しているような段階でね。その結果を見るにこのデッキを組みあげてPTQに持ち込んだ調整グループの勝利だと言えるだろう。

続いてもう一つのデッキの紹介に移ろう。

ヤマカワ ヒロアキ
GPT TOP4、PTQ TOP8等

1《島/Island》
4《鮮烈な草地/Vivid Meadow(LR)》
4《鮮烈な小川/Vivid Creek(LR)》
2《鮮烈な林/Vivid Grove(LR)》
4《反射池/Reflecting Pool(SH)》
2《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket(SM)》
2《銅線の地溝/Copperline Gorge(SM)》
3《秘教の門/Mystic Gate(SH)》
4《変わり谷/Mutavault(MT)》

4《貴族の教主/Noble Hierarch(CO)》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
4《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(AR)》
2《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WW)》
4《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MB)》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(AR)》

1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SM)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MB)》
4《謎めいた命令/Cryptic Command(LR)》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WW)》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(SA)》
1《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant(SA)》
1《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(RE)》

サイド
2《流刑への道/Path to Exile(CO)》
4《審判の日/Day of Judgment(M11)》
4《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》
4《精神固めの宝珠/Mindlock Orb(SA)》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(SA)》

これは僕の友人のヤマカワの作ったデッキだ。ヤマカワはいつもオリジナルティ溢れる独創的なデッキを組んでトーナメントに持ってくるんだけど今回もその例に漏れず中々に奇抜なデッキを組んでくれた。

クリーチャーの枠だけ見ればナヤに見えないこともないけど、呪文の枠を見るともう何がなんだか分からなくなってくる。
確かに鮮烈シリーズと《反射池/Reflecting Pool(SHM)》があればほとんどのことは出来るけど、それを支えるはずのマナベースにちゃっかり入っている《変わり谷/Mutavault(MOR)》はもう常人には理解不能の域だろう。
まぁデッキとして分類するならバントタッチ《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》のようなデッキになるのかな。

ただこのデッキは今日本のトーナメントでかなり勝っている。
日本の東京付近の大会の結果を見ると大体このデッキを見かけるよ。しかも使用者自体はそんなに多くないにも関らずね。

確かに対戦相手からしたら何が飛んでくるか分からないから戦いにくいデッキになるだろうね。メインボードに入っているカード一枚一枚が強いからパワーカードを連打していればそのうち勝つということだろう。
サイドボードまで目を向けてみると4枚づつ採用されている《神聖の力線/Leyline of Sanctity》と《精神固めの宝珠/Mindlock Orb(ALA)》。これはやっぱり赤緑ヴァラクートを意識しての採用だ。
メインボードではほぼ勝てないマッチアップなのでサイドからは手を緩めずに本気で潰しにかかっている。これだけ見ても日本で赤緑ヴァラクートがどれほど幅を利かせているかが分かるだろう。

こうゆうパワーカード満載のデッキはGPなどの長丁場では安定した成績を期待できる。もしかしたらGP本戦では台風の目になるかもしれない。

あと製作者ヤマカワ本人からのメッセージで「このデッキはすごく楽しいデッキだから、もし良かったら使ってみてね!」とのことだ。
実際僕も回していてかなり楽しいデッキだったので、興味のある方は是非試してみてくれ。

そろそろ長くなってきたし今回の記事はここらで終わりにしようかな。
この記事を読んで普段エクテンをプレイしない人でもGP神戸のカバレッジを楽しんでもらえると嬉しいな。
それじゃあ皆、最後まで読んでくれてありがとう。また次回の記事でね!!
渡辺雄也

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