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Author Shuhei Nakamura

Feature Article – Earthquake or No (Japanese)

記事のペースが遅れていて申し訳ない、
今回の僕の記事のテーマは目前に迫っていたグランプリ神戸への、デッキの調整録なのだけど、
その前に少し自分の、日本の事について語ろうと思う。3月11日の金曜日の事だ、
その時、僕は何をしていたかと言うと、ようやく家具が届いた東京の新居で、まだ梱包された状態の椅子や机を組み立て終わってソファで一休みしているところだった。
一つ前提として知ってほしいのは大きな地震というのは日本ではそれほど珍しい事ではないんだ。
マグニチュード6クラスの地震は少なくとも日本では『想定内』の起こりうる事態という認識が一般的で10年に一度は日本のどこかで発生している。それこそ日本では『富士山が噴火する時は物凄い地震が一緒に起こる』という話を子供は聞いて育つ、もっと直裁的には15年前に僕のホームタウンである大阪から30マイル程の距離にある神戸で壊滅的な地震が発生した事もあった。これまでのところその地震、『阪神淡路大震災』と名付けられた神戸の地震がこの100年で最悪の天災だったし、その時は5000人以上の死傷者と今でも残る傷跡を神戸に残した。東京で地震を体験した僕は今回の地震はもしかすればその神戸レベルの地震
かもしれないなというくらいの認識だった。
幸いな事を探すとすればこれまでのところ友人のマジックプレイヤーは全員無事だったけど、現実はその想像を更に上回るものだった。

震源地であった東北エリアと関東エリア北部、東京から北に200マイルから400マイル地点のダメージは文字通り壊滅的だ。初めに地震そのもので、そしてその後には襲ってきた30フィートを軽く超える津波の濁流。短期間で2度もの被害を受けたんだ。テレビでの津波の映像からかなり後で知ったのだけど、ブライアン・キブラーが優勝した去年のグランプリ仙台会場も一度海に沈んでしまったと知って僕は酷くショックを覚えた。死者数、被害額は甚大すぎて現状では測定できない。ある町では町の住民の50%、8000人が未だに行方不明という報告すらある。この記事を書いている時点では復興はおろか、ライフラインの復旧の目処すらたってないのが実情なんだ。

日本で最も人口が集中している都市、僕が今住んでいる首都東京については直接の被害は殆どなかった。ただしそれはあくまで物理的な損害が少なかったという意味で都市機能は打撃を受けていた。まず地震直後に電車や地下鉄という主要な公共交通機関が全て運行停止になった事、これによって連鎖的に車の利用が増えてしまい東京の移動手段は完全にパンク、それに伴い流通システムが麻痺したのとそれに反応した静かなパニックでコンビニエンスストアの食料品が無くなってしまった。
ここまでは一時的な問題であり、深刻なダメージを受けた被災地に比べればそれこそ軽傷にもならないくらいのダメージだけど、現在の東京は別な問題を抱えていてこちらの方は深刻だ。
東京で必要な総電力量が足りず、これから最長で2ヶ月くらい地域ごとに持ち回りで停電させるという事態となっている。というのも東京で必要な電力を賄っているのは東京から遠方にある発電所群で、それらは地震の被害を東京自体より遥かに受けてしまったからだ。

東京から150マイルほど北にある福島の原子力発電所が制御不能の事態になっているというのはそれに関連した話題の中でも最悪の話だ。ただ単に電力が足りてないという事態を通り超えて、メルトダウンという事態にまでなってしまっている。しかもそれらの情報自体が錯綜してしまっていることで誰も彼もが疑心暗鬼になってしまっている。
現実にはおそらくたった今この時に最悪を防ぐべく戦っている最中なのだろう。
この問題に関しては僕が言えることは現状では何もないし、ニュースを信じるなとも全面的に信じろとも言えない。中にはこうなってしまった責任が誰に帰するか、誰かが情報を隠しているのではないかという事にプライマリティを置く人も要るけど、大多数の東京の人々は150マイル先で戦ってる祈りにも似た感情を持って彼らの日常生活を送ってる。
そして最後に僕は今、ホームタウンであった大阪に戻ってきている。
本当は今週開催される予定であった神戸に向けて、ここで調整をするつもりで1週間早く帰ってくるというスケジュールを立てた結果として大阪にいるのだけど、こちらでは驚くほど何も変わっていない、それは地理的な問題もあるだろうし、災害予防的な要素もあるだろう。
解ってもらいたいのは日本にとってこの地震は甚大な被害を現在進行形で与えている。
だけど、それは日本全体が地震の被害にあってる訳ではないということだ。神戸は今回の被害を受けなかった。名古屋についても同じだ。名古屋より西の地域については地震の影響はゼロと言っても良いよ。日本が安全な国だなんてまで断言するのは僕には出来ないけど、少なくない地域がこれまで通りの日本であるという事は知っておいて欲しい。

さて、マジックの話に戻ろう。
今週は日本でエクステンデットのグランプリがあるという事で
ここのところは新居のあれこれをする傍らでずっとエクステンデットデッキの調整をしていた。こういう時、今僕が住んでいる東京では毎週末にしかも土日で別々のグランプリトライアルが開催しているのでありがたいね、
まず初めはという事でフェアリーで環境のデッキを知る作業をしたり、変わった《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》デッキがあると聞けばとりあえずそれを試してみようという感じで初めの1週間は環境の理解をする事に務めた。
もちろんマジックオンラインでもそういう作業が出来る事は出来るのだけど、リアルマジックとオンラインマジックは似て非なる部分があると思うし、僕の主戦場はリアルマジックだ。なので僕は可能な限りはトーナメント会場に現れる事にしている。
《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》はフェアリーに影響を与えたけど、それ以外のデッキにも影響を与えていて、特に青白系のデッキはCaw-Goのアップグレードバージョンのようなものがトーナメント会場では爆発的に流行っていた。だけどこのデッキがいわゆる勝ち組だったかというとそうではなかった。環境はもっと早いデッキ、コンボではない初速だけを追求したエルフデッキや親和といったデッキにより比重を置いていた。これらのデッキの展開スピードは飛びぬけて早く、4ターン目の《審判の日/Day of Judgment》が全く間にあっていないという光景はざらにあったんだ。
初めの1週間を経て僕の頭の中で各デッキの相関図は
フェアリーやCaw-Goといったカウンターを織り込んだ中速デッキとこの環境最強のコンボデッキであるヴァラクート、そして超高速のビートダウンデッキという図式となった。
後はこの中で上位2つ、もしくは3つともに勝てるデッキを探すことが当面の作業になったわけだけど、有望だと思えるリストを発見したのは次のグランプリトライアル直前だった。このリストはマジックオンライン上で見つけた元のリストからいくつかの変更を加えて僕がGPTに持ち込んだバージョンだ

《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》4
《ゴブリンの先達/Goblin Guide》4
《運命の大立者/Figure of Destiny》4
《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》1
《板金鎧の土百足/Plated Geopede》4
《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》3
《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》3

《稲妻/Lightning Bolt》4
《流刑への道/Path to Exile》4
《地震/Earthquake》2
《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》1
《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》1

《湿地の干潟/Marsh Flats》4
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》4
《乾燥台地/Arid Mesa》4
《平地/Plains》5
《山/Mountain》5
《岩だらけの大草原/Rugged Prairie》3

《悪斬の天使/Baneslayer Angel》2
《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》2
《屈折の罠/Refraction Trap》
《地震/Earthquake》
《火山の流弾/Volcanic Fallout》2
《電弧の痕跡/Arc Trail》3
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
《忘却の輪/Oblivion Ring》
《テューンの戦僧/War Priest of Thune》2

見ての通りボロスだ。
初めは完全に皆の意識から抜け落ちていて、エルフのような並べてくるビートダウンに火力という対応策があるビートダウンに強いビートダウン、赤単こそが一番良いデッキかと思ったけどボロスも赤単に劣らず、いやむしろ赤単と対戦した時に有利な要素が多い分、ボロスの方がより強いという認識になるのにそう長くはかからなかった。午前3時に目が覚めてそこからデッキ構築をしてと慌しい参加だったけど、この時のトライアルの結果は4連勝後に2連敗。そして最終戦を4-1-1のプレイヤーとあたったので投了という結果。トップ8に残れなかったのは残念、でも負けたマッチはボロスを使っていればよくある土地を引ければ勝ちというゲームで落としたのと、マリガン後に色が不安定な初手をキープしなくてはならなくて落としてしまったのが2回というもので継続して使用しようと思うのには充分なものだった。
サイドボードは考えついたカード全てを試そうとして酷い事になってるから割愛するとして、メインボードの変更点は元のリストからみて大きく2つだ。

《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》と《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》、《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》の採用。

トライアル直前で渡辺雄也からのアドバイスで投入したのだけど、結論から言ってこの神秘家ー剣システムを投入しないという考えこそ馬鹿げている。それくらい強力だ。
神秘家が3枚というのはスタンダードと違って《運命の大立者/Figure of Destiny》というマナを何時でも注ぐ先があるのと、何も持ってこれない神秘家というのがエクステンデットでは致命的なカードになるというリスクを減らす為。この部分は例えば神秘家を4にして3枚目の装備品、《迫撃鞘/Mortarpod》を追加したりもしてみたけど気がつけば毎回3-1-1という形に戻り続けてしまっていた。たぶんこの形が最もボロスには合っていると思う。

《地震/Earthquake》の採用
今となっては笑えない名前のカードになってしまったけど、
このカードの可能性を再発掘した時はこれこそ求めていた要求に応えれるカードだと小躍りしたものだった。全体除去であり、上陸との相性も良く、本体へのX火力だ。
急遽石鍛冶を入れる事になって1枚サイドボードに落としてしまったけど元々このGPTは果たして《地震/Earthquake》が予想通りの動きをするかどうか試すという意味合いがあった。結果は『悪くない』かな。メインボードに2枚だったので引く機会自体があまりなかったけど、《地震/Earthquake》を持っていれば何時でも勝てるという状況は多々あったし、フェッチランドで上陸生物のサイズを底上げしてからの《地震/Earthquake》はゲームを決めるには充分すぎる威力があった。仮想敵として設定したエルフに対して後手の場合はロードを1体、打ち落としてからX=3という動きが基本になるけど有効に機能する。最も有効に機能したマッチアップは対ボロス同系戦だ。剣を出しても1マナ呪文で弾かれる可能性が高いので同系のマッチアップはとにかくクリーチャーの並べあいになる。そこで一方的に1対多数交換を取れるのだから弱いわけはないね。
もちろん有効に機能しないマッチアップもまたあったんだけどそれはもう少し後で詳しく述べるよ。

元リストから変更を加えなかった部分だと《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》の必要性についてかな。確かに特定の状況だと凄い強い動きをしたのだけど弱いときはとにかく弱い。更に初手にあると概ね弱い。そして《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》からのサーチだともう1ターンが必要とひどくぎこちないないカードという印象を受けた。《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》はこれも微妙なカードだ。
確かに長期戦になった時の《運命の大立者/Figure of Destiny》2枚はゲームを決める力があるし、サイド後の《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》サーチも優れているんだけど、果たしてボロスに5ターン目より更に時間がかかるカードに価値があるのかという命題に遭遇してしまい、アントワンと入れ替える形で《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》や《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》にしてみたり、逆にレインジャーを4枚投入して追加の1マナ生物、《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder》を追加してみたりしていた。今思うとトライアル後の2、3日間はちょっとデッキ構築に迷走していたかな。《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》と《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》パッケージをメインから入れてみたり、白単ウィニーから着想を得て《幽体の行列/Spectral Procession》入りで山2枚、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》ゼロのボロスを廻してみたりもしてたし、サイドボードにどれを置くかで随分変更を繰り返していたりもしたよ。
そして到る、現在へ、
これが僕がグランプリ向けに用意していたボロスの最新バージョンだ。

《ゴブリンの先達/Goblin Guide》4
《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》4
《運命の大立者/Figure of Destiny》4
《板金鎧の土百足/Plated Geopede》4
《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》3
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》4

《流刑への道/Path to Exile》4
《稲妻/Lightning Bolt》4
《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》1
《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》1
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》2

《乾燥台地/Arid Mesa》4
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》4
《湿地の干潟/Marsh Flats》4
《平地/Plains》4
《山/Mountain》4
《岩だらけの大草原/Rugged Prairie》3
《進化する未開地/Evolving Wilds》2

サイドボード
《電弧の痕跡/Arc Trail》3
《忘却の輪/Oblivion Ring》2
《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》2
《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》2
《神聖の力線/Leyline of Sanctity》4
その他2

《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》がサイドボードへ退く代わりに、
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》と《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を投入した。ボロスを使っていると対戦相手の十字軍が大抵何もせずに墓地に送られてしまっていたけど、いざ使う側に立つとこのカードは本当に強い。軽い上に装備品と相性が良く、プロテクションによって黒の除去呪文と緑のブロッカーを排除する。そして《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》との抜群だ。お手軽簡単な10点ダメージコンボだし、エルズペスはクリーチャー以外のプレッシャーを与える事ができる。ヤマネコ、ムカデで10点ダメージを入れて、残り10点をエルズペスの直接援護で第4ターンまでに対戦相手のライフを0にする本当にシンプルでそれでいて強力なゲームプランが作れるようになった。このデッキの長所であり、望むべく形だね。第4ターンまでに対戦相手を倒せるというのは非コンボ型のエルフと並んで環境最速じゃないかな。
ただし、このリストにも完全に満足してる訳ではないよ、課題も残されている。
グランプリ延期の報を受けた時はちょうど十字軍+エルズペスパッケージを入れるために自分の十字軍と相性が良くない《地震/Earthquake》を抜いてしまっているんだけど、何とかして入れるスペースを作れないかと考えていたところだった。1マナ除去8枚に加えて、できれば追加の除去も入れたいのだけど装備品まで入ってる状況でクリーチャーをこれ以上削りたくないというジレンマを抱えてしまっている。それに《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》を切ってしまったので純正白ウィニーのような飛行と数で対応してくるようなデッキに対しては適切な戦略が組めない状況になっている。もっとも火花魔道士を切った理由は余りに頻繁に見かける《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》と《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》、それに流行りだしてる《迫撃鞘/Mortarpod》の影響が大きいのだけどね。
今現在、空白になっている2枚のサイドボード候補についても中々しっくりくるカードが見つからない。対フェアリーと対ナヤ、そして白ウィニーに対して有効なカードを探しているのだけど今のところ決めあぐねている状況だ。
そんなところがこのデッキを使う上で今週以降の課題となるかな、
ついでにゲームプランとサイドボードプランについて軽く書いておこう。

対青白石鍛冶デッキ
基本的に有利な相手。相手のクリーチャーよりこちらの方が2ターン分は早く展開できるし、相手のクリーチャー陣で唯一目障りな《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》も《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》か剣で突破できるのでそれほど苦にならない。
相手の剣に合わせて除去で潰してやればだいたい勝てる相手かな

サイドイン
《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》、《忘却の輪/Oblivion Ring》2

サイドアウト
《稲妻/Lightning Bolt》、《流刑への道/Path to Exile》、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》

対ヴァラクート
メインボードに関して言うと、どの段階でこちらが20点を削りきれるかというだけの問題だ。どうせメインにある火力は《稲妻/Lightning Bolt》か《火山の流弾/Volcanic Fallout》なので余裕があるなら殺しきれる瞬間までフェチランドを温存する事以外には特に気にする部分もない。問題はサイドボード後、《紅蓮地獄/Pyroclasm》系のカードが少なからずサイドインされてくるけど、果たしてそれが2点なのか3点なのか、いったいどれくらいの頻度で打たれるのかは全く予測がつかない。一時期はそれをケアする方法として《避難所の印/Mark of Asylum》と《トンネルのイグナス/Tunnel Ignus》というサイドボードを取ってた時期もあったけどヴァラクートだけにそんなにサイドボードを取る余裕が無いという事で今の形になった。いわゆる奇襲サイドボードだね。《神聖の力線/Leyline of Sanctity》を貼る事によって自分が死ぬ事を防ぎ、後はクリーチャーを小出しにしつつ剣を装備する事で相手の山を尽きさせて勝つ戦略だ。通常なら真っ先にサイドアウトする《流刑への道/Path to Exile》は緑の6/6を殺す為に必要なのでサイド後も残り、もはや最速で対戦相手を殺すという戦略を取っていないので《稲妻/Lightning Bolt》は全抜きする理由はそこにある。

サイドイン
《神聖の力線/Leyline of Sanctity》4、《忘却の輪/Oblivion Ring》2、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》2

サイドアウト
《稲妻/Lightning Bolt》4、《流刑への道/Path to Exile》1、《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》2、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》1

対フェアリー
個別除去に《誘惑蒔き/Sower of Temptation》、概ね引っかかってしまう《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》と青白に比べると遥かに厳しいマッチアップ。
今のところ青白とほとんど同じサイドボードプランを採用しているのだけど何か専用のサイドボードを取る必要があるかもしれない。

サイドイン
《忘却の輪/Oblivion Ring》2、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》2

サイドアウト
《稲妻/Lightning Bolt》、《流刑への道/Path to Exile》、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》

対ボロス、
とにかく重要なのはゲームを主導すること、お互いに上陸で大ダメージを与えるゲーム展開になると先に攻撃している方が圧倒的優位になる。残りライフ9で次のターンも攻撃してくる上陸持ちクリーチャーが2体いる状況だなんて、そういう場面に自分が立たされてしまうと著しくやれる事が限られてしまうだろう?対戦相手をそういう状況に立たせればいいんだ。
サイドボード後はお互いに除去が強化されるので手数が増える呪文を積極的に入れる。
《電弧の痕跡/Arc Trail》は確実にケアするように、相手を速攻で倒そうというのではなくゲームスピードのコントロールに回った方が僕は良い戦略だと思うよ。
それと《地震/Earthquake》が少し恋しいマッチだね。

サイドイン
《電弧の痕跡/Arc Trail》3、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》2、《忘却の輪/Oblivion Ring》2、《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》2

サイドアウト
《ゴブリンの先達/Goblin Guide》3、《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》1、《稲妻/Lightning Bolt》4、《板金鎧の土百足/Plated Geopede》1

対赤単
お互いに高速デッキだけど、
こういうマッチアップでは明確に自分の役割を自覚する必要があると僕は考えてる。
あちらが火力で早期に勝てるゲームプランのみが目指せる選択なのに対して、こちらは白いカードや剣鍛冶システムでライフコントロールに徹してやればそれだけで勝てる見込みは高いんだ。序盤のクリーチャーは徹底的に相討ちを取るか除去で殺す、そうやっていればいずれ引いてくる。4マナのカードや剣、もしくは生き残った《運命の大立者/Figure of Destiny》が勝利を運んできてくれる。僕の今のサイドボードプランはとても防御的なものだね。度々後手を選択することすらある。何故《ゴブリンの先達/Goblin Guide》をサイド後も残しているかというと、それはあくまでブロッカーとしての性能から《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》を押しのけて残しているだけだよ。剣が装着されていない状態ならよっぽどの事態じゃないかぎり攻撃してはいけない。
それと4枚は多すぎるけど何枚かの《神聖の力線/Leyline of Sanctity》もサイドインしてもよいかもしれないね。その場合、抜く事になるのは《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》か、《電弧の痕跡/Arc Trail》かな

サイドイン
《電弧の痕跡/Arc Trail》2、《忘却の輪/Oblivion Ring》2、《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》2、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》2

サイドアウト
《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》4、《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》4

対バント
ほとんどのクリーチャーが緑なので剣やこちらの《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》がゲームの決定機となる事が多い、ただし剣に関しては過信は禁物だよ、
《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》、《バントの魔除け/Bant Charm》と対応策もそれなりに用意されているし、付いてからも《流刑への道/Path to Exile》される恐れがある。《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》もゲームに絡む重要カードだ。
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》に対しては《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》を警戒して召喚酔いが解ける前に《流刑への道/Path to Exile》をした方が良いと思うんだけど…、最近のリストだとステップが入っていないからそこまで拘らなくても良いのかな、いずれにしても僕はこのマッチアップだと石鍛冶の2択では《天界の列柱/Celestial Colonnade》にもブロックされなくなり追加のブロッカーを用意できる《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》を持ってくる事にしてるので勝手に大きくなってしまう騎士は除去できるなら最優先で倒す事には変わりないね。
サイドボード後は《電弧の痕跡/Arc Trail》以外は《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》ような大物を狙って温存する戦略を取って《稲妻/Lightning Bolt》をサイドアウトすることにしている。《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》のような恒久除去があれば話は別だけど、マナクリーチャーの除去に血道を挙げて結果的に序盤の展開を遅らせてしまうよりか、相手の大物カードのみに除去の焦点を絞ってガス欠に陥らせる方が序盤にこちらもクリーチャー展開が出来る事、ダメージという圧力がかけられる分だけ、優位性があると僕は思うからだ。《稲妻/Lightning Bolt》は残念ながら大物を殺すには役不足だからね。

サイドイン
《電弧の痕跡/Arc Trail》3、《忘却の輪/Oblivion Ring》2

サイドアウト
《稲妻/Lightning Bolt》4、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》

対エルフ
コンボ型のエルフは《遺産のドルイド/Heritage Druid》のようなマナを一気にジャンプアップさせるカード、ビートダウン型のエルフはロードさえ丁寧に潰してやればそう厳しい相手ではない。《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》は出てきた瞬間からブロッカーとしてだけではなく確実に対戦相手のライフを4点以上削り落とす切り札だ。
除去だけで対応しようにも、デッキに入っている総枚数差でその内対応しきれなくなるので攻勢への切り替えは常に注意しなくてはならない。当たり前だけど地震が最も輝くマッチアップなんだけど、無いからといって不利という訳ではないね。
サイドボード後はあらん限りの除去をやはり入れる事で対応していくのだけどあまり火力を過信しすぎると《活力の力線/Leyline of Vitality》で痛い目にあうから気をつけるべきだね。

サイドイン
《電弧の痕跡/Arc Trail》3、《忘却の輪/Oblivion Ring》2

サイドアウト
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》2、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》3

対白単、ナヤ
ゲームプランは全然違うんだけど、両デッキはこのボロスにとって凄く厳しいマッチアップだ。ナヤは単純にクリーチャーのサイズが大きい上、強烈な4マナ圏に到達されるだけで厳しい戦いとなってしまう。白単は飛行+数というこちらがダメージを通すプランを阻むものになっている。そして僕が《地震/Earthquake》を今のところメインから落としているのもこれらのデッキがそれなりにいると思うからだ。ナヤに対しては《長毛のソクター/Woolly Thoctar》なんかが出てくるとそれだけで悲しい事になるし、白単には《戦隊の鷹/Squadron Hawk》や《幽体の行列/Spectral Procession》といった飛行クリーチャーに対して意味が無く有効に機能できない。残り2枚のサイドボードはこれらに対する答えとなるカードを用意する必要がある。もしくはいっそのことメインボードまで手を入れても良いかも知れないね。
僕が試したカードの中で最も有効なのは《悪斬の天使/Baneslayer Angel》かな、少々重いけどね

僕がこのデッキについて紹介できるのはここまでだ、
余白部分は君自身が書き足してくれ。

最後に、グランプリの延期という判断は理解できるけど僕にとってはとても悲しい結論だった。
甚大な被害を受けた人は沢山いる。被害が元通り復旧するまで15年前の神戸の事例を考えるとそれこそ10年は最低でもかかるだろう、でもそれは今の神戸の話ではないんだ。被災したのだから、と同情してくれるのは嬉しいけど、
同時に被災したのだからと何かを、日本が危ないからというのは、日本に住んでいる僕としては本当に悲しい事だ。
もし君がプロツアー名古屋予選を日本は危なそうだし、開催されるか解らないから行くのを止めようとか、もしくは既に権利を持っていてこの地震で旅行の計画中止を考えているのだったら今一度考えなおしてくれれば嬉しい。
僕は、日本の人々は君が名古屋に来てくれることを心から歓迎するし、名古屋でマジックを対戦できる事を心から待っているよ。

読んでくれてありがとう、

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